遊べるハードとそのメリデメ

ゲームキューブ

もちろんゲームキューブでゲームキューブのソフトが遊べるw

でも注意点として、ゲームキューブに後期型があって、特徴として色々のポートが省けることで、見た目で最もわかりやすいのは、後ろのデジタル出力端子が消えること。なお、後に説明するHDMI出力について、このデジタル出力端子は結構重要なので、できれば

デジタル出力端子がない後期型を避けた方が無難

です。まあ実際のところ、メルカリやヤフオクにこの後期型が結構見かけないから基本的に大丈夫です。

メリット:

  • デジタル出力があるので、ちゃんとしたコンポーネント(D端子も含む、アナログだがデジタル出力からケーブルについてるチップで変換)か、GCPlug など GCVideo に基づいてる HDMI 変換アダプタで最も綺麗な出力が得られる
  • ゲームボーイプレイヤーが使えること
  • ゲームボーイプレイヤーが使えること
  • ゲームボーイプレイヤーが使えること

デメリット:

  • 本体は Wii よりもちょっと高い
  • GCPlug は公式のコンポーネントやD端子ケーブルより大幅安いですが、それなりに金がかかります(5000円未満)
  • 経年劣化か、読み込み不良のはそこそこ多いイメージ

Wii

そもそもハード本体の中身はそこまで変わらないから、ゲームキューブと完全互換性があることでも過言がないでしょう。なお、海外のみ GC との物理的互換性がない(少なくともコントローラーポートとメモリカードスロットが省かれた)モデルもあるが日本とは無縁ですのでご安心を。

メリット:

  • 入手しやすい
    • ヤフオクで2000円前後でも箱付き完品に2個目のコントローラがついてるのを買える
  • 基本的に動いている
  • 高画質に必要なコンポーネント(D端子)ケーブルが割と安くて入手できる

デメリット:

  • ゲームボーイプレイヤー使えない
  • 画質はちょっと悪くなる(なお無視できる程度)
  • コントローラのプラグ位置がちょっと微妙

使う(使わない)べきケーブル・アダプタ

ゲームキューブ

  • GCPlug とかの名前
    • Amazonもあるがアリエクの方が安い。例えばこれ(今実際使ってる):https://ja.aliexpress.com/item/1005001412640980.html
      • 注意点として、スーファミから使われてるアナログ出力ポートから HDMI へ変換するアダプタもあるが、それは避けるべき。デジタルポートの形状と結構違うから騙されないでください
      • 青い 3D プリントケースのもあるが、あれは mini-hdmi ポートだからちょっとめんどい
  • コンポーネントかD端子ケーブル
    • 興味ある方調べてください、多分いらないでしょうw

Wii

使うべき

  • D端子ケーブル
  • コンポーネントケーブル
    • 割と入手しやすいから、ノーブランドでも基本的に大丈夫です

ゴミ:Wii2HDMI アダプタ

  • 変なエフェクトが発生するとか、下手にするとS端子より悪いから、コンポーネントやD端子ケーブルとコンポーネントHDMI変換アダプタの方がよっぽど画質がいい

ゲームキューブソフトの表示方式について

基本的にゲームキューブのソフトは480pというプログレッシブ方式が対応してる。プログレッシブの画質が通常よりいいですし、今の表示デバイスに親和性がいいです。

対応状況のリストは英語サイトだがこちらから確認できます。任天堂からのゲームは基本的に対応してるが、サードパーティに例えばシンフォニアは対応してない。

なお、たとえ wii でもプログレッシブか否かはソフト起動時に決めるので、自動的に問うことがあるが、出ない場合もあるので、Bボタンを押しながら起動するのは確実です。

ゲームボーイプレイヤーについて

GBプレイヤーの公式ソフトで表示画面がぼんやりするが、実際GBプレイヤーの出力はそんなもんじゃない。だから海外の方が Game Boy Interface というものを作りました。なのでできればそれを利用する方がいいです。

なお、Game Boy Interface は非公式のソフトだから、ロードにはゲームキューブの改造か、特定ソフトとペイロードが入ってるメモリカードが必要です。改造について、開けるドライバーとアキバで750円で買えるraspberry pi picoで割と簡単にできるが、抵抗感があるや器用さに自信がない方なら特定ソフトとメモリカードの方がおすすめです。


これからは各種関連してる詳しい情報です

参考できるYouTube動画(なお英語)

出力について

端子と信号

基本的にここに関係ある出力が合わせて4タイプがあります(音声の白赤端子を省く):

  • コンポジット(黄色のやつ)
    • 最も見掛けられるやつだが、最も汚い出力
    • アナログテレビの画像信号が電波に乗せてない状態の電気信号
    • アナログテレビ信号の帯域を鑑みて、RGBの表現ではなく、明るさを示す輝度信号(Y)と色を示す色度信号(C、人の目は割と色について誤魔化しやすいから正確さがそれなりに失ってる)をうまく混ぜてるもの
  • S端子(黒いいっぱい足・穴があるやつ)
    • コンポジットに次見掛けやすいやつ
    • 中身はコンポジットにごちゃ混ぜた輝度信号(Y)と色度信号(C)を分離して、別々の回路で送るようになる
    • 画質が割と良くなってるが、ケーブルにシールドが甘い場合、割と音声信号がノイズとして載せることがあるのでちゃんとしたケーブルが必要
  • コンポーネント
    • コネクタは海外では基本的に黄色のが緑・青・赤3つの端子に分けてる感じだが、日本ならD端子が主流。なお画像信号については中身が全く同じ
    • 色度信号(C)をさらに青との差(Cb)・赤との差(Cr)に分けてる端子です。なお緑の端子に載せてるのは輝度信号(Y)だから、それだけで繋ぐ場合見事なモノクロ画像が出てきます
    • 民生用アナログ画像信号に一番画質がいい、720pと1080iまで対応できる
      • むしろ距離が長い場合、HDMI がコケることがしばしばあるから、その場合逆にコンポーネントを一旦変換して戻すことも場合によって使われてる
  • HDMI
    • みんな今使ってる
    • デジタル信号だから一番いいのはずだが、余談として距離がある場合、前述の通りコケる

480i について

コンポーネントとHDMIではない場合、ゲームキューブの出力が480i画像となります。

  • 480 は縦の解像度のことです。NTSCではデジタルの解像度は720x480ですが、表示上必要に応じて横方向を縮んで4:3で表示させるか、伸ばして16:9で表示させる。なので480pでも同じ、方法によって OBS とかに変換フィルタを入れる必要がある
  • iはインターレースのことです。インターレースとは画像に一回表示されてる画面が全画面ではなく、奇数行と偶数行を交替しながら表示させる
  • ブラウン管は割と綺麗に表示させるが、今の液晶など表示機器では物理的に(あるいは物理と近いところに)対応してないから、表示を制御するチップに擬似プログレッシブ(一回表示されてる画面が全画面のこと)に変換して表示させる
    • 当然、この場合遅延が発生します
    • そしてゲームキューブとほぼ関係ないが、より古いゲーム機ではトリッキーな信号で奇数行か偶数行しかブラウン管に表示させないことをやってて(240pと呼ばれることはほとんど)、結局上記変換には認識してないから汚い画像を出すことも結構ある